アドオン
金利(クレジットの場合は手数料)の表示方法の一つ。
たとえば、2万円を借りて毎月2,400円ずつ10回払いで返済したとすると、利息は4,000円になる。この場合、アドオン方式では、当初の元本に対する利息の割合を計算するので、アドオン金利は20%(4000÷20000×100)となり、これを年利にするとアドオン年利は24%(20×12/10)となる。しかしこの方式では、毎月の返済で元金が減っているのに、元金が減らないものと計算している。元金が返済によって減少していくと利息の計算は複雑になるが、この例の場合は実質年利41.25%で、アドオン方式に比べかなり高くなる。アドオン方式は計算は簡単なので、消費者に誤解を与えるため、割賦販売法ではアドオン金利の表示を禁止し、実質年利のみの表示を義務づけている。
多重債務
すでにある借金の返済に充てるために、他の金融業者から借り入れる行為を繰り返し、利息の支払いもかさんで借金が雪だるま式に増え続ける状態を指す。多重多額債務ともよばれる。
消費者信用市場の拡大は業者間競争を招き、消費者の借り入れを容易にすると同時に、一人あたりの借り入れ額を増大させ、過度の借金依存世帯を生んだ。金融業者による個人の返済能力を超えた過剰貸付行為に主たる原因があるが、消費者側の安易な借り入れ依存の体質も一因とされる。多重債務状態に陥ると個人での解決はきわめて困難となり、弁護士を介しての債務整理や裁判所による自己破産手続きを受けるケースが多い。早期の問題の発見と解決が肝腎であり、多重債務者に対する心理的ケアや家計管理指導を含むクレジットカウンセリングの充実が求められている。
キャッシング
借入れを行うためにカードで現金を引き出すこと。あらかじめ登録した暗証番号を入力することで本人確認が行われる。瞬時に操作が完了する利便さから利用が拡大しているが、キャッシングは金利が比較的高く、安易な借金は家計管理を破綻させることにもつながるので慎重な利用が望まれる。カードローンが可能な銀行のキャッシュカード、クレジットカード、消費者金融会社のキャッシング専用カードなどのキャッシング機能を持つカードがある。キャッシングは消費者信用(クレジット)の一種で、商品やサービスを購入するショッピングクレジット(販売信用)と対比される。
金利
資金の貸借において借り手から貸し手に支払われる利息(貸借料)の、貸借された金額(元金)に対する割合。利子率、利率、利回り、割引率なども金利である。金利も他の商品サービスと同様に、金融市場における資金の借り手と貸し手の関係、すなわち需要と供給によって決まる。したがって金利は資金を借りる(貸す)ときの費用といえる。日本銀行の市中銀行への貸付金利である基準割引率および基準貸付利率(公定歩合)は、日本銀行によって定められるが、それ以外は原則としてすべての金利が市場で自由に決まる市場金利になっている。市場金利は、金融機関の経営能力、借り手の信用度、資金の使い途、期間などでさまざまな違いがある。家計にとって金利は、貯蓄・借金などの意思決定に欠かせない重要な情報である。
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